概要
VoxStormはマルチトラックレコーダ(MTR)です。CUIによる高機能なMTRを持つサウンドプロセッサEcasoundのフロントエンドとして作成しました。現在はαバージョンでごく単純な操作のみをサポートしていますが、マルチトラックレコーディングはできます。
VoxStormはまだまだ機能が不完全なので、十分な編集を行うためにはEcasoundやその他のツールとの併用が必要です。
リリース情報
2004年9月26日
バージョン0.4.2をリリースしました。音源ロケータの動きが怪しかったので、そのバグをいくつか修正しました。具体的には、以下のバグを修正しました。
- VoxStormセッションファイルを開いた時、ロケータ上のアイテムの位置がトラックのオフセットの値に関わらず、常にゼロとなる。
- VoxStormセッションファイルを開いた時、ロケータ上のアイテムの幅がトラックの長さや開始位置に関わらず常にトラック長となる。
- ロケータ上のアイテムの左端エッジによってリサイズすると(開始位置を変更すると)アイテムフェイスが消える。
国際化は前回のリリースから変更ありません。次のリリースでは、エフェクト機能のセッションファイルへの対応を予定しています。
2004年8月10日
バージョン0.4.1をリリースしました。デフォルトトラック以外のトラックを削除するときにクラッシュするバグを修正しました。トラック追加後、トラック順序の挙動がおかしいバグを修正しました。トラック順序をVoxStormセッションファイルに対応させました。最後の1つのエフェクトの削除ができないバグを修正しました。国際化は前回のリリースから変更ありません。
2004年8月2日
バージョン0.4.0をリリースしました。エフェクト機能を搭載しました。現状では、LADSPAプラグインのエフェクトに対応します。Ecasoundのエフェクトプリセットには対応していません。次のリリースでは、エフェクト機能の微調整とデバッグ、国際化等を行う予定です。
2004年7月27日
バージョン0.3.5をリリースしました。一時停止に関するバグを修正しました。トラックのレベル最大値を1600%まで上げました。現在エフェクト機能を実装中です。次期バージョンでの対応も見送る予定です。
2004年7月17日
バージョン0.3.4をリリースしました。起動直後、音源ロケータの幅がおかしいバグを修正しました。2度目以降、トラック順序変更ダイアログを表示する際にダイアログに表示されるトラック順序がおかしいバグを修正しました。今後、エフェクト機能の実装を開始しますが、実装に時間がかかりそうなので、次期バージョンでの対応は予定していません。
2004年7月3日
バージョン0.3.2をリリースしました。設定ダイアログのVoxStormセッションファイル保存先を有効にしました。トラックのプロパティ表示を改良しました。日本語への国際化を追加しました。録音直後に音源ロケータのアイテムが更新されないバグを修正しました。次のリリースでは、トラック順序変更の機能を実装する予定です。
2004年6月26日
バージョン0.3.1をリリースしました。音源ロケータの目盛りのマークを100秒ごとから60秒ごとに変更しました。トラックのプロパティを表示できるようにしました。日本語への国際化を追加しました。次のリリースではバグフィクスを行う予定です。
2004年6月24日
バージョン0.3.0をリリースしました。音源ロケータに目盛りを入れました。前バージョンまで効果がなかった設定ダイアログの音質を有効にしました。次のリリースではバグフィクスと国際化がメインとなる予定です。
2004年6月12日
バージョン0.2.2をリリースしました。音源ロケータのバグフィクスを行いました。また、音源ロケータ上に再生長を表示するようにしました。
次のリリースでは、音源ロケータに目盛りを入れる予定ですが、ちょっとめんどくさそうなので後回しにするかもしれません。
2004年6月6日
バージョン0.2.1をリリースしました。外部ミキサープログラム起動のインタフェースを追加しました。再生中に進行時間を表示できるようになりました。また、いくつかのバグ修正も行いました。
次のリリースではバグフィクス等を行う予定です。
可能なこと
- 再生、停止、一時停止、早送り、巻戻し、録音
- 複数サウンドファイルの同時再生
- 複数サウンドファイルを同時再生しながら、外部から録音
- mpg123(またはmpg321)によるmp3ファイルの再生
- LAMEによるmp3への録音
- サウンドサーバJackへの接続(不安定?)
- リアルタイムボリュームコントロール
- リアルタイムパンコントロール
- ミックスダウン
- マウスによる音源の移動や長さ調整(要改良)
- エフェクトプロセッシング(LADSPA)
不可能なこと
これらの機能については、随時対応していく予定です。最初の2つを実装したところで、バージョン1にする予定です。
必要なソフトウェア